切る工具の代表です。木材や金属を切断するために使用します。
鋸は押す時、又は引く時のどちらかで材料が切断されます。日本の鋸ではたいてい引く時に切れるように刃がついています。
そのため、日本の鋸はあまり力を入れなくても切ることができ、刃の厚さを薄くすることができます。一方欧米のノコギリは押す方向に鋸の刃がついており、強い力が必要です。その為、欧米の鋸はその力と材料の硬さを受ける強さが必要なために厚く作られています。
◆木材用ノコギリ
・ 両刃ノコ ノコギリの上下に縦引き刃と横引き刃が付いています。
縦引きは木材の木目に沿って切る時に使う目の粗い刃(かがり目とも言う)です。
横引きは木材の木目を横に切る時に使います。刃の目は細かく、「なげし」と呼ばれる切刃が表裏交互に並んでいます。(江戸目とも呼ばれている。)
刃は少し左右に広がって蛇行しています。この刃の広がった幅を「アサリ」といいます。このアサリがあるから切りカスが切り口から掻き出されます。
刃渡りはいろいろありますが、一般的に使い易いサイズは240ミリ位のノコギリです。
・ 胴付ノコ ノコ身が薄いため背の部分が背金(胴)で補強され、たわみを防いでいます。この為、胴付ノコと言われるようです。胴付ノコは刃も細かくアサリも少ないので切り口がきれいに仕上がります。
・ 廻しびきノコ 曲線を切る為のノコです。ノコ身が槍のように細く厚みがあり、アサリのない細工関係に便利なノコギリです。
・ 畔びきノコ くり抜きや溝つけなどに使います。両刃がかまぼこ形で先の方の曲線が大きくなっているノコギリです。
・ 糸ノコ 弓状の胴に細いノコ刃を付けて弓の引っ張りにより刃を支持しています。複雑な曲線切りに使用されます。木工用の他に金属用もあります。また、電動糸ノコもあり刃を替えればガラスなども切ることができます。
・ 折込ノコ 携帯に便利なノコです。二つ折りになり柄にノコ身が収納されるので安全なノコギリです。片刃タイプと両刃タイプがあります。用途は植木の剪定や枝きりに使用されます。
◆ 金切りノコ タングステン鋼を使ったノミ状の刃で身の両端に穴があいていてその穴で弓ノコに取り付けて、押し切りで使います。
◆ 新建材ノコ 刃は鋭利な波状で通常は片刃です。
◆ 万能ノコ 替え刃式で切断材料に合わせた刃を交換して使います。
【ノコギリの保管方法】
ノコギリの保管は、酸化による錆を防ぐため、使用後すぐに購入時の防錆紙に包むか、段ボール紙や新聞紙などにミシン油を染み込ませて、空気に触れないように包んでおくようにします。
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